わずか8人のインフルエンサー紹介でECサイトのアクセス1,000人増!
22歳社長がSNS集客で成果を出した方法とは?

株式会社ドットログ様は、アジア各国の日本未上陸のファッションブランドを厳選セレクトして販売するグローバルECプラットフォーム「.BEL store」を展開する学生ベンチャーです。TikTokやInstagramなどの自社SNSメデイアで集客を行い、Shopifyで構築したネットショップで商品を販売しています。そんな同社は、インフルエンサーにブランドを紹介販売してもらうために「Web販売代理店制度を手軽に利用できるDairin」を導入。わずか8名のインフルエンサーの紹介でショップへのアクセスが1,000人も増え、半数近い3名が月内にブランドの販売に成功しました。今回は、ドットログ代表取締役社長 で学生起業家の西田一晴様(22歳)に、Dairin導入の経緯とインフルエンサーマーケティングを盛り上げる秘訣をうかがいました。

.BEL store
目次

若者向けのD2Cアパレルメーカーを立ち上げた学生起業家

西田さんの事業について教えてください

ファッションアパレルの EC サイトを運営しています。ターゲット層は我々と同じ Z 世代の若者です。彼ら向けの商材を中国や韓国から輸入したり、 OEMで製造したりして D2C(卸を通さず、売り主が消費者に直接販売すること)形式で販売しています。

どのような経緯で起業し、ECサイトを立ち上げることになったのですか?

大学 1 年生の時にコロナ禍でリアルでの交流が何もできませんでした。外には出られませんでしたが時間だけはあったので、大好きな服のメディアをInstagramで立ち上げたところフォロワーさんが増えました。2022年5月には、50ほどのインディーズブランドと一緒に大阪のイベントスペース「湊町リバープレイス」でリアル販売会を開催しました。彼らはInstagramのダイレクトメッセージで我々の声掛けに応じてくれた皆さんでした。

このイベントでブランドオーナーさんらに服のつくり方や仕入れ方法をうかがい刺激を受け、自社ブランドを作りたいと思いました。服を作るお金は無かったので、商品が売れてから仕入れてお客様に直送できる「無在庫販売」を軸にECサイトを立ち上げることにしました。

「湊町リバープレイス」リアル販売会

途中からECサイトをBASEからShopifyに変更されていますが、変更理由は?

BASEは初期費用が0円なので始めた時には助かりました。その後、キャッシュフローの問題を抱えたため、入金サイクルが自社に合っているShopifyに移行を決めました。

TikTokで認知を広げInstagramでファン化する販促で躍進

ECサイトで商品が売れ始めたきっかけは何でしたか?

はじめはInstagramだけで集客をしており、2〜3ヶ月間の売上は 数万円でした。ところがTikTokを始めると半年後に月商300万円を超えました。一見TikTokで売上が伸びたように見えますよね。しかし売上を分析してみると、TikTokからのアクセスで売れた割合は10%に満たない。実際には、TikTokで興味を持ってくれた方がInstagramでファンになり買ってくれていたのです。このことでTikTokは実質無料の広告のようなものだと思いました。

SNSで躍進後はどのような販売促進を行いましたか?

アパレルは検索エンジンには弱いのでGoogleなどへの出稿は行わず、InstagramやTikTokなどのSNSに広告を出してフォロワーを増やす方向で動きました。そのうちにSNSではある程度のシェアを取ったようで新規流入が少なくなり、どんな媒体にいくらのお金を掛けたら良いのか分からない感覚に陥りました。他の施策の必要性を感じました。

ASP検討や「まるっと集客」などShopify販促で試行錯誤

Shopifyには色々な販売促進サービス(まるっと集客、Affitch、ASP提携、shopify plusなど)が用意されていますが、Shopify移行後はこれらは検討しましたか?

いくつか検討しました。Shopifyはアフィリエイト紹介販売のA8・バリューコマース・アクセストレードなどとがっつり結ばれており簡単に登録できるので、それらのASPに登録を考えました。しかし、月額費用と成果報酬がともに弊社の利益率から考えると高すぎることと、若い世代のファッション系のアフィリエイターさんが少ないことなどから断念しました。

Shopifyアプリ「まるっと集客」の集客ゴリラを利用してみたことがあります。同サービスはGoogle・Facebook・Yahoo!などに自動で広告出稿をしてもらえる便利なものです。しかし、これらの媒体は若者があまり見ないため、自社ブランドに合っている出稿先を自分で指定したいと思いましたが、その機能がなかったため利用をやめることにしました。

インフルエンサーとの紹介販売のためにDairinを導入

インフルエンサーマーケティングに興味を持ったきっかけは?

自分たちがSNSで発信している経験などから、いつからかフォロワーさんが1万人くらいのマイクロ・インフルエンサーさんとパートナーシップを組んで紹介販売をしたいという構想を持っていました。インフルエンサーさんに依頼する理由は「信用」です。一般的にフォロワーさんが多いほど影響力が高いです。しかし、例えば30万人もフォロワーさんがいる場合、フォロワーさんにとってはそのインフルエンサーさんとの心理的な距離は遠くなります。一方で、1万人ってそれなりの影響力がありつつも、フォロワーさんからすると親しみが持てる絶妙の距離にいる存在なんです。そのうえ巨大インフルエンサーさんのように広告費が高騰していませんし、事務所に所属もしていないのでECサイト側も紹介を依頼しやすいです。

彼らは服が大好きで、毎日Instagramに投稿しているんです。そんな彼らにフォロワーの若い子たちが信用を置いていると感じます。しかし、ファッション系のマイクロ・インフルエンサーさんは他のジャンルと違いSNSアフィリエイトでご飯が食べられない傾向があります。だから、ブランドの販売促進ができて、彼らの収入にも貢献するようなサービスをいつか作りたいと考えていました。

インフルエンサーさんと取り組みを始めたかったことが、Dairinの利用に繋がっていくのですか?

はい。最初は彼らにアンバサダーになってもらい商品提供をして紹介してもらおうとしましたが、意欲的に商品を紹介してくれませんでした。、売れても報酬が発生しないことなども要因のひとつだと感じました。そこで、彼らに売れた分のキックバックを渡すしくみを作りたいと思うようになりました。以前、大手のASPを検討したのもこの構想があったからですが、思うようなしくみを築くことはできそうもありませんでした。ならば自社でファッション版の「楽天ROOM」を作れたら良いと夢見たこともありましたが、大きなリソースが必要なため計画に手を付けることができずにいました。

そんな矢先に、私が利用しているコワーキングスペースのイベントで販売代理店システムを手軽に導入できる「Dairin」のことを知りました。これなら自分たちがやりたい、マイクロ・インフルエンサーさんによる販売数の計測と、彼らへの報酬の支払いができると思いました。Shopifyへの設定などの導入支援もしてもらえるということで、すぐに利用を決めました。

Dairinの導入で困ったことはありませんでしたか?

Shopifyとの連携は弊社が第1号だったので試行錯誤が必要でしたが、Dairinと弊社のエンジニアが一緒に調べたところ、計測タグを任意の場所に貼り付けるだけの作業でOKと判明しました。これからShopifyに導入する方には簡単な作業で済むようです。

100人との取組みでは失敗し、8人に絞ると成功

Dairinによる紹介販売の取り組み内容について教えてください

最初は100人くらいのインフルエンサーさんに一斉に声をかけました。彼らへのオファーは「商品を5割引で提供するので、お店の紹介リンクをプロフィールに貼ってください。売れた分の10%の報酬をお支払いします。」という内容でした。これは失敗でした!100人はマネジメントできませんでしたし、50%オフでは誰も買ってくれなかったので成果は出ませんでした。

次に行ったのは、フォロワー1万人くらいのインフルエンサーさん8人に取引を絞る作戦でした。最初の方法との違いは、服を毎月1着無料で提供すること、密にコミュニケーションを取って販促の進め方や紹介リンクの貼り方などの相談にのることでした。これが功を奏し、初めてインフルエンサーさんからの紹介で服が売れて報酬が発生しました!

月1,000人も来店者が増え、8人中3人から服が売れた

Dairinでの取り組みの成果について詳しく教えてください

8人 に絞ってからはECサイトのセッション数が圧倒的に増え、月に1,000人以上が紹介経由でトップページに来店してくれました。取り組みを始めた翌月に、8人中3人も服が売れたんですよ。少人数でもお店のファンになってくれるインフルエンサーさんとお付き合いしたほうが結果が出るのだと思いました。

インフルエンサーとは密なコミュニケーションが大切

インフルエンサーさんとの密なコミュニケーションが成功の秘訣だったのですね

そうですね。コミュニケーションを取るのは大事でした。やり取りを通じて色々なことが分かりました。まず、彼らは紹介販売のプロではないので、商品が届いてから何をしたらいいのかをマニュアル化して伝える必要がありました。例えば「商品を撮影してInstagramのストーリーズにリンクつきで掲載してください」といったことです。アフィリエイターさんにとっては基本的なことかもしれませんが、マイクロ・インフルエンサーさんに紹介してもらうには必要な手順なのです。

他には、最初に貼ってもらったリンクがお店のトップページへの誘導だったのでコンバージョン率が低めでした。商品ページに直接リンクを貼ってもらうほうが売上が上がると思いましたが。インフルエンサーさんはもともと売上目的で活動しているわけではないので、商品リンクの貼り方をご存知ではありません。そのためお店側が商品リンクを作って渡したり、、貼り方をお伝えしたりと丁寧なサポートが必要でした。

また撮ってもらった写真をECサイトで掲載する取り決めもしているので、我々はサイトで紹介して販促に役立てますし、彼らは承認欲求がほしかったりするから掲載されることを喜んでくれたりします。そんなやり取りを通じて、インフルエンサーさんには3つくらいタイプの人がいると思いました。お金を求める人・承認欲求が欲しい人・趣味でやっている人です。最近では、一人ひとりが求めているものを理解して求めていることを提供するのが大切で、誰にでも報酬をあげるから頑張ってと言ってもだめなのだなと思っています。こうしたコミュニケーションには時間も手間もかかりますが、やり取りは楽しいですし、彼らと信頼を築くことの価値を感じます。

Dairinはインフルエンサーとの信頼を育むことができる

Dairinを使ってみてどんな価値を感じていますか?

Dairinと他のASPの圧倒的な違いは紹介してくれる人との距離なんですよね。 ASPは紹介してくれる人と紹介してもらう人の距離がすごく遠いです。間にある大きな壁で、お互いの顔は見えないし、コミュニケーションも取れず、両者ともASPの方を見ている状態です。だから、知らない人がよく分からないサイトでガガー!っと広めていく感じになり、相手のことがお金に見えてしまいます。

一方、Dairinはインフルエンサーさんと距離が近くて壁がない。お互いが向き合い、コミュニケーションを密にとって信頼を作れます。この人とだったら上手くパートナーシップを持てるという人を自分で選んで信頼を築いていける。Dairinの価値は、信頼できるインフルエンサーさんとのパートナーシップを育てることができる点にある。結局、紹介してくれる人が自分のファンなのが一番強いんですよ!

今は「個の力が強い時代」なので広告だけじゃダメで、インフルエンサーさんとの取り組みはマストに思います。そんな個の力にアプローチする場所としてDairinは圧倒的に便利でした。セッション数も増えているし、ブランド価値や信頼感が増えた実感があります。ASP経由の見ず知らずのメディアさんではなく、密にコミュニケーションをとっている人が「これいいよ!」と紹介してくれたから信頼につながったのだと感じます。

1万人を100人集め、100 万人への影響力を持とう!

Dairin活用における今後の展望を教えてください

個の力は昔に比べたら圧倒的に強くなっています。1万人もが自分のことを知っているって一昔前ならスーパースターですよね。彼らが徒党を組んだらとんでもないことになりますが、それを今ならできると思います。100万人もInstagramでフォロワーさんがいる方は数えるほどで、その人と組むのは難しいです。一方、フォロワーさん1万人の方は大勢いて、彼ら100人とお付き合いをすれば100万人です。だから、個の力を集結させて公式パートナーを増やしたいし、彼らともっと面白いことをしたいです!

具体的には、ファッション系のインフルエンサーさんがアフィリエイトだけで食べて行くのは難しい現状があります。そこでまず、我々がインフルエンサーさんを支援する立場になりたいです。その中で人気が出た人たちのオリジナルのブランドを立ち上げて販売し、その売上のなかからDairinを使ってディレクション報酬を支払う。これをやりたいですね。

最後にインフルエンサーマーケティングに興味のある方にメッセージをお願いします。

これからは「個の力」が圧倒的に大切な時代になるので、私はその力をしっかりと活用したいと思っています。インフルエンサーさんとのつながりは、服の在庫を提供していますし、売上につながらない時もありますが、お金では買えない信頼を創造できます。Dairinはそんな、インフルエンサーさんとお店をつなぐサービスであり、インフルエンサーマーケティングの主軸を担えるツールです。

取材:2023年8月
貴重なお話をありがとうございました!

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