A8.netとレントラックスの違いと特徴まとめ|アフィリエイト広告出すならどっち?

A8.net(エーハチネット)とレントラックスは、国内の主要なアフィリエイトASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)ですが、サービス形態や費用構造、得意分野などにさまざまな違いがあります。
以下では、アフィリエイト広告の出稿を検討するマーケティング担当者向けて、両社の特徴と違いを比較します。
まず、両ASPの主な違いを簡単な比較表にまとめます。
A8.net (オープンASP) | レントラックス (クローズドASP) | |
---|---|---|
初期費用 | 5万円(税抜) | 無料 |
月額費用 | 3.3万~5万円(税抜) ※プランによる | 無料 |
手数料(ASPの取り分) | 成果報酬額の30%程度 | 成果報酬額の30% |
アフィリエイター登録数 | 約340万サイト | 約3万サイト |
強みジャンル | オールジャンル(幅広い商材) | 金融・不動産・自動車・エステ・転職・保険等 |
登録方式(メディア) | オープン登録(審査なし) | 招待制(紹介・スカウトが必要) |
固定費の有無 | 初期費・月額費用あり | 固定費ゼロ(完全成果報酬型) |
アフィリエイター傾向 | 初心者~大規模サイトまで幅広い | SEO・PPCに強いプロ多数 |
サポート体制 | 導入後5ヶ月の徹底支援あり | 商材によっては手厚い担当サポート |
オプション施策 | 有料オプション枠で媒体露出強化可 | 特になし(標準サービス内で対応) |
公式サイト | A8.net公式サイト | レントラックス公式サイト |
それでは、各項目について詳しく見ていきます。
手数料やコスト構造の違い
a8.netの手数料やコスト構造
A8.netは初期費用5万円(税抜)、月額利用料3.3万~5万円(税抜、契約プランによる)といった固定費用が発生し、加えて成果報酬額の30%程度をASP手数料として支払う必要があります。
A8.netの実際の手数料率は30%ではなく33%
A8.netの手数料について、公式ページでは「30%」と表記されています。しかし、実際にはアフィリエイターの報酬に消費税(10%)を加算した額に対して30%の手数料がかかるため、実質の手数料率は33%となります。
実質の手数料率の計算
- アフィリエイター報酬を R 円とする
- 消費税(10%)が加算されるため、支払い額は R×1.1
- A8.netの手数料は、その額に対して30%かかるため (R+1.1)×0.3=R×0.33

公式では30%と表記されている手数料は、実質的に33%ですので、アフィリエイターの報酬を設定する際に、利益の計算にくれぐれも留意が必要です。(他のASPではあまり見られない計算式です)
つまり、広告主が1件の成果に支払う合計額は、
1,000円(成果報酬)+ 330円(A8.net手数料)= 1,330円(+消費税) となります。
レントラックスの手数料やコスト構造
一方、レントラックスは初期費用・月額費用が無料で、完全に成果報酬型の料金体系です。
成果が発生した際に初めて費用が発生し、その内訳は「アフィリエイターへの報酬 + ASP手数料」となっています。手数料率は30%で、成果発生時に報酬額に上乗せして支払う形であり、固定費用が一切かからない点が大きな特徴です。
つまりレントラックスは成果が出るまで費用ゼロで始められるASPです。
A8.netは固定費あり&手数料30%前後、レントラックスは固定費ゼロ&完全成功報酬型 。初期投資を抑えたい企業にとって、レントラックスは費用面でハードルが低く、リスクの少ない選択肢と言えます。
広告主として利用する際のメリット・デメリット
A8.netとレントラックスそれぞれを広告主(広告出稿者)として利用する場合のメリット・デメリットを整理します。
A8.netを広告主として利用するメリット
国内最大級のメディアネットワーク
登録サイト数は約340万と圧倒的で、提携可能なアフィリエイターの層が非常に幅広いです 。そのため、広告掲載先(アフィリエイト掲載面)の量と多様性が業界随一で、幅広いターゲット層にリーチできます。
実際、累計導入広告主も25,000社以上と非常に多く「アフィリエイト広告をするなら必ず候補に上がるASP」とも評されています。
幅広いジャンルに対応
物販EC(美容・健康食品・ファッション等)から金融、人材、Webサービス、エンタメまでオールジャンルで案件を持っており、どんな商材でもプログラムを展開しやすいです。
特定ジャンルに偏らず「万能型のASP」といえる存在で、多くの企業が利用しています。
高い知名度と信頼性
東証一部上場企業(ファンコミュニケーションズ運営)であり、業界老舗ASPとして20年以上の運用実績があります 。アフィリエイター満足度も13年連続1位と評価が高く 、ASPとしての信頼性・安全性も折り紙付きです。そのため、広告主にとっても安心して任せやすいプラットフォームです。
充実した初期サポート
A8.netでは契約後5ヶ月間の徹底サポートプログラムがあり、専任スタッフが運用を手厚く支援してくれ初心者の広告主でも安心してスタートできる体制です。必要に応じて成果を伸ばす施策の提案や、効果検証のサポートも受けられます。
多数のイベントで有力アフィリエイターと接点
定期的に開催される「A8フェスティバル」や各種セミナーを通じて、広告主とアフィリエイターが直接交流できる場があります。こうしたイベントで有力アフィリエイターとのネットワーク構築が可能で、新たな集客チャネル開拓にもつながります。
豊富な運用機能とレポート
- 広告主用管理画面が整備されており、サイトごとの提携審査機能(サイト個別承認)や成果データの細かな分析、日次・月次のレポート出力などが可能です。効果検証に役立つ機能が揃っているため、きめ細かなPDCAを回しやすい点もメリットです。
A8.netを広告主として利用するデメリット
固定費負担と契約期間
前述の通り初期費用・月額費用がかかり、最低6ヶ月の契約(プランによって12ヶ月・18ヶ月)となります (料金体系 | アフィリエイトのA8.net)。
しかも契約時にその期間分の費用を一括または分割2-3回で支払う必要があり、資金繰りに注意が必要です 。
成果が出る前から毎月数万円のコストが発生するため、初期導入費を捻出できない企業にはハードルとなり得ます。
誰でも登録できるがゆえの課題
オープンASPゆえにアフィリエイターの登録ハードルが低く、玉石混交のメディアが多数存在します。質の低いサイトや成果に結びつかない初心者メディアも参入しやすいため、広告主側で提携メディアを取捨選択したり、不適切なサイトでの掲載を避ける対応が必要になる場合があります(※A8.netでもプログラムごとにサイト審査は可能です)。
広く門戸を開いている反面、管理の手間は若干増える可能性があります。
人気ジャンルでは競合も多い
A8.net上には同業他社の広告主も多数存在するため、アフィリエイター獲得競争になることがあります。特に金融や美容など稼げるジャンルでは競合案件が乱立しやすく、報酬額のインパクトやプロモーションで差別化しないと埋もれてしまう恐れがあります。他社よりも魅力的な条件を提示する工夫が必要でしょう。
レントラックスを広告主として利用するメリット
固定費ゼロで始められる
レントラックス最大の利点は、初期費用や月額料金といった固定コストが一切かからないことです。そのため、成果が上がった分だけ費用を支払う完全成功報酬型で運用でき、広告予算に余裕がない企業や新規事業のテストマーケティングにも適しています。
「無駄な費用をかけず広告出稿できる」手法として、費用対効果を重視する広告主に魅力的です。
精鋭アフィリエイターによる高品質な集客
レントラックスは招待制で選ばれたプロフェッショナルなアフィリエイターが多く参加しています 。特にSEOやリスティング広告(PPC)のスペシャリストが多数在籍し、高い購買意欲を持つユーザーの検索キーワードを的確に捉えて集客する力があります。そのため、「質の高いトラフィックと成果」を求める広告主がレントラックスを選ぶケースが多く、レントラックス経由の案件では成果件数の量だけでなくコンバージョン率の高さが期待できます 。
高単価案件が中心で成果インパクト大
金融(ローン・キャッシング等)や不動産査定、転職、エステ、美容医療など、1件あたりの報酬額が高い案件が豊富です 。またユーザーが無料申し込みするだけで成果になるリード獲得型案件が多く、コンバージョン率も高い傾向にあります。広告主にとっては1件あたりコストは高めですが、その分大きな成果(大量リード獲得)につながりやすいメリットがあります。
不正や無効リードが少なく承認率が高くなる
クローズドASPでアフィリエイターの質が担保されているため、いたずらや虚偽の成果発生リスクが低く、成果承認率(有効率)が非常に高くなります 。
例えば「車の査定」ジャンルでは承認率90%以上、中には100%承認という案件もあるほどです。広告主にとって、成果として上がった案件がしっかり有効顧客になる割合が高いのは大きな利点で、無用なコスト浪費を防げます。
専任担当による積極的な支援
レントラックスはクローズドゆえに広告主一社一社に対してきめ細かな対応をしており、担当者のサポートが手厚いと評価されています。特にレントラックスは広告主から固定費収入がない分、成果を出して成功報酬を得ることがASPの利益になります。
そのため、担当者も自社の収益に直結するクライアントの成果向上にコミットし、媒体選定や報酬設計のアドバイス、優良アフィリエイターへの働きかけなど積極的に支援してくれる傾向があります。結果として「費用対効果が高い」と感じる広告主も多いのです。
レントラックスを広告主として利用するデメリット
登録には問い合わせや審査が必要
レントラックスは基本的に新規に広告出稿を検討する場合でも直接ウェブ上で即日アカウント開設…とはいかず、まず問い合わせて担当者から話を聞く必要があります。
場合によっては案件や企業の内容によって受け入れ可否の審査が行われる可能性があります(※明確な参加基準は非公開ですが、高単価で成果が見込めるジャンルでないと積極的に動いてもらえないケースも考えられます)。
オープンASPに比べて導入までのハードルは若干高いと言えます。
得意ジャンル以外では効果が限定的
レントラックスは金融・不動産・人材など特定の高額商材分野に強い反面、物販ECや低単価商品のプロモーションにはあまり向いていません 。例えば、アパレルや雑貨など単価が低く大量販売が必要な商材の場合、参加アフィリエイターの興味を惹きにくく、成果が上がりにくい傾向があります。
ジャンルの適性によって効果に大きな差が出るため、自社商材がレントラックスの得意領域にマッチするかを見極める必要があります。
報酬条件の工夫が必要
レントラックスのアフィリエイターは基本的に「稼げる案件」に集中します。そのため広告主は競争力のある報酬額を設定することが求められ、下手に低い報酬だと見向きもされない可能性があります。
他ASPより単価を高く提示したり、成果条件を緩和するなどの戦略が必要になります。
つまり、成果報酬額の設定水準が自然と高めになる傾向があり、広告主側の粗利やLTVと見合うかを注意深く検討する必要があります。
A8.netは「幅広く安定した集客」向き、レントラックスは「特定ジャンルで成果重視」向き。自社の予算状況や商材特性に応じてメリットが大きい方を選ぶと良いでしょう。
どのようなジャンルの案件が強いか
A8.netは前述の通りジャンルの偏りがなく幅広い案件を網羅しています 。美容・健康食品・ファッションなどの通販系から、金融商品、保険、人材サービス、エンタメ系商材まで「特定の強いジャンルがあまり存在しない」ほどオールジャンル対応です 。そのため、ブログ初心者から上級者まで全員におすすめできるASPと評されています。事実、A8.netの稼働プログラム数は約5,500件(2024年4月時点)と業界最多クラスで、あらゆる分野の広告主が出稿しています。
一方、レントラックスは高単価のサービス案件に特化した傾向があります。特に強みとして公式や各種解説で挙げられるのは以下のジャンルです
- 金融系(キャッシング、カードローン、投資サービスなど)
- 比較的大きな成果報酬が設定されやすい領域。レントラックス全体の取扱い案件比率でも金融が約38.6%と最大シェアを占めています
- 不動産関連(不動産査定、マンション投資、住宅ローンなど)
- 資料請求や査定申込みで成果となる案件が多く、高額報酬になりやすい。
- 自動車買取・査定 –
- ユーザーの無料査定依頼1件あたり数千円~1万円以上の報酬例もあり、先述の通り承認率も高いジャンルです。
- 美容・エステ(脱毛エステ、AGAクリニック、美容整形のカウンセリング予約など)
- 初回無料カウンセリング申込で成果とする案件など、高単価の集客が可能。
- 人材系(転職求人)
- 転職エージェントの登録や求人サイト会員登録など、1リードあたり数万円の報酬事例もあります。
- 保険(保険相談の予約、保険資料請求)
- ユーザーの資料請求1件で成果報酬となり、単価も高め。
- 士業(法律相談、債務整理など)
- 専門サービスの問い合わせや相談申込で成果。これも1件あたりの報酬が高額です。
- 引越し
- 複数業者の見積もり取得サイトなど、ユーザー無料利用で成果となる案件が見られます。
以上のように、レントラックスは主に「無料登録・無料申込によるリード獲得型」でなおかつ「報酬単価が高い」ジャンルに強みを持ちます 。
これらのジャンルではユーザーのハードルが低くコンバージョン率が高い上に、広告主側もLTV(顧客生涯価値)が高いため高額報酬を支払えるケースが多いのが特徴です。
その結果、アフィリエイターにとって稼ぎやすいジャンルが揃っているので積極的に取り組まれ、より成果が伸びる傾向にあります。
一方で、例えば物販(通販)商品全般については、A8.netや他のオープンASPが広くカバーしています。A8.netは「特定領域だけ突出した強さはない」ものの 、総合力が高くどのジャンルにも対応可能なので、もし自社商材がレントラックスの得意領域に該当しなくてもA8.netであれば大抵カバーできるでしょう。
ジャンル重視なら、金融・不動産・人材など高額報酬案件はレントラックス、EC商品や幅広いカテゴリ展開ならA8.net 。両ASPを補完的に使い分けることも検討できます。
登録条件や審査基準の違い
メディア(アフィリエイター)側の登録条件
メディア(アフィリエイター)側の登録条件に大きな違いがあります。
A8.net
オープンASPで誰でも登録可能 – A8.netはサイト審査なしでアフィリエイター登録が可能です 極端に言えばブログやサイトを持っていない初心者でも仮登録できるほど間口が広いです(実際には報酬を得るには何らかの媒体が必要ですが)。つまり基本的に全ての個人・企業が利用できるASPであり、登録時のハードルはありません 。このオープンな方針により業界最大級の登録媒体数(約340万)を実現しています。
レントラックス:クローズドASPで招待制
レントラックスは一般公募での新規アフィリエイター募集を行っておらず、登録にはASPからの招待や既存メディアからの紹介が必要です 。
公式にも「一定の条件を満たさないと登録できないASP」と説明されており )、実績ある有力サイト・上級者ブロガーに限定してメンバーを増やしています。
そのため、登録審査のハードルは非常に高く、初心者がいきなり利用することはできません 。
このクローズドな運営方針は、「提携アフィリエイターのレベルを高く保つため」意図的に採用されており、結果として広告主は安心して提携できる環境になっています。
広告主側の登録(利用)条件
広告主側の登録(利用)条件については、明確な公開情報は多くありませんが以下の点が推察されます
A8.netの広告主登録
A8.netの広告主登録は、自社サイトやサービスがあれば基本的に誰でも問い合わせ・契約可能です。
契約にあたってはサービス内容の確認や審査はあるものの、幅広い業種の導入実績があることから、特段厳しい基準は設けられていないと考えられます。必要なのは初期費用等の予算だけです。
レントラックスの広告主利用
レントラックスの広告主利用は、問い合わせ後に担当者との商談を経て契約となります 。
上場企業含む高品質な広告主が多い傾向にあるとされ 、案件内容によっては受け入れが難しい場合もあり得ます。
特にレントラックスが得意としない低単価商材や、アフィリエイター側の集客が難しいと判断される案件は断られる可能性もあります。
しかし基本的には「成果報酬型広告を実施したい」という広告主には門戸を開いており、担当から申込用URLが送られてきてWeb上で申請、その後計測タグ設置→テスト確認→配信開始という流れで導入できます。したがって広告主側の審査ハードルは、メディア側ほど厳しくはないようです。
まとめると、A8.netは「誰でも参加OK」なオープン型、レントラックスは「選ばれた人のみ」のクローズド型です。この違いがメディア数・質や運用方針の違いに直結しています。広告主としては、A8.netでは提携メディアを自社で審査・承認する設定も可能なので(事前に掲載サイトを確認して許可/拒否ができる)、オープンASPでも品質管理は一定できます。
一方レントラックスでは最初から絞り込まれた優良メディアのみが提携候補となるため、余計な審査負担なく進められるメリットがあります。
アフィリエイターの質や数の違い
前述したように、アフィリエイター(メディア)数はA8.netが突出して多く、レントラックスは厳選されて少ないという対照的な状況です。
A8.netのアフィリエイター数と質
登録サイト数約340万と公称される通り、日本最大のアフィリエイトネットワークです。個人ブログ、口コミサイト、比較サイト、大手Webメディア、メールマガジン、YouTuber、SNSインフルエンサー、さらにはポイントサイトやクーポンサイト、リスティング専業業者まで、あらゆるタイプ・規模のアフィリエイターが参加しています。
「アフィリエイトをしているすべてのユーザーが登録すべきASP」とも言われ、実際ほとんどの副業ブロガーやアフィリエイト事業者がA8アカウントを持っています。そのため、トップクラスのアフィリエイターも多数在籍しており、月に数百万円~数千万円を売り上げるようなスーパーアフィリエイターも含めて幅広い層にリーチ可能です。
一方で初心者や小規模サイトも多いため、実際に動いてくれるアフィリエイター数(提携後に成果を上げる数)は登録数ほど多くない点には留意が必要です。
最近ではAIのみで作られたサイトなどで提携が相次ぎ広告主担当者を困らせている現状もあります。
とはいえ、ネットワーク規模の大きさは間違いなく強みであり、「掲載先の多さ=ネットワークの強力さ」と評価されています。
レントラックスのアフィリエイター数と質
登録メディア数は約3万サイト程度とA8.netの1%にも満たない規模です。
しかし前述の通り参加条件をクリアした選りすぐりのメディアのみで構成されており、質の高さでは群を抜いていると言えます。特に、SEOやリスティング(PPC広告)に精通したアフィリエイターが多く、検索流入や広告運用で成果を上げるプロ集団的な色合いがあります。
また、金融・不動産など各ジャンルごとに上位表示サイトを押さえている有力アフィリエイターが存在しており、広告主にとってはそのような媒体との提携により重要キーワードでの露出を占有できるメリットがあります。言い換えると、レントラックス参加メディアは「量より質」「幅より専門性」で勝負しているのが特徴です。
不特定多数には広がらないが、狙ったターゲット層には確実に刺さる訴求が期待できるということです。
アフィリエイター数=A8.net、質=レントラックス。量か質かと単純比較できるものではありませんが、「幅広く多数のサイトに載せたいならA8、厳選された有力サイトで効率よく成果を出したいならレントラックス」という棲み分けになります。
導入の難しさ(タグ設置など)
ASP導入時の技術的ハードルは、A8.netとレントラックスで大きくは変わりません。
基本的な導入ステップは共通で以下の通りです
- 申込手続き
- A8.netはウェブ上から申込フォーム送信後、担当者と打ち合わせを経て契約締結します。レントラックスも問い合わせ後に担当から申込用URLが送付され、ウェブでの申し込み手続きとなります 。
- トラッキングタグ(計測タグ)の設置
- 成果を計測するためのタグを広告主サイトに埋め込みます。通常、コンバージョンページ(例:購入完了ページ、申込完了ページ)にJavaScriptの計測タグを設置します
- A8.netの場合、管理画面や技術資料に詳細な手順が公開されており、Googleタグマネージャーを使った設定方法なども案内があります。
- レントラックスも申込後に担当者から計測タグコードが送られてくるので、自社サイトの該当箇所に埋め込む形です 。
- テスト計測の確認
- タグを設置したら、テストで成果発生をシミュレーションし、ASP側で正しく成果が計上されるか確認します。
- レントラックスではタグ設置後にテスト計測OKなら配信開始と案内されています。
- A8.netでも同様に担当と連携してテストを行い、不備がなければ本番運用に移ります。
- アフィリエイトプログラム公開
- 計測の準備が整ったら、ASP上で広告主のプログラム情報(案件情報やバナー素材など)を掲載開始します。
- A8.netでは広告主管理画面からプログラム情報を入力し公開、レントラックスでは担当者経由でアフィリエイターに公開されます。
技術面での難易度としては、「サイトにタグを埋め込む」作業が中心です。Web担当者や開発者がいれば数十分〜数時間で完了できます。既存のフォーム完了ページやECサイトにスクリプトを追加するだけなので、通常の広告(Google広告やSNS広告)のコンバージョンタグ設置とほぼ同じ要領です。
注意点として、A8.netもレントラックスも近年ITP対応に追われる一方、対応は広告主任せになっているといっても過言ではありません。A8.netでは添付の仕様書を確認後、広告主各社で対応する必要があります。 (JSタグトラッキング仕様書 – A8.net Documents)。
開発者が技術担当者がいない広告主にはITP完全対応はハードルが高くなります。ITPに完全対応できない広告主は、アフィリエイターに選ばれにくくなるだけでなく、成果漏れが発生し、広告施策の効果測定が正確に行えなくなる可能性があります。
タグ設置作業は両ASPともシンプル。A8.netはドキュメント充実、レントラックスはメールサポートで補完。
ただしITP完全対応は両社ともハードルが高いと考えられます。
サポートの質
サポートの質は、ASP選定時に見逃せないポイントです。A8.netとレントラックスでは提供形態が異なる分、サポート体制にも違いがあります。
A8.netのサポート
契約後、広告主ごとに営業担当・コンサルタントが付きます。特に導入後最初の5ヶ月間は「徹底サポート期間」として、運用のコツや媒体獲得のアドバイスを集中的に受けられます。業界最大手ということでノウハウも豊富に蓄積されており、実績ある施策や他社事例に基づいた提案を受けられる点は心強いです。
それ以降は基本は「困ったら相談すれば答えてくれる」スタンスです。もっともA8.netは広告主数も非常に多いため、担当者1人あたりのクライアント数も多めになる傾向がありメールでの問い合わせ対応が中心となります。
レントラックスのサポート
レントラックスは先述の通り広告主から固定費をもらわない分、成果報酬の手数料で稼ぐ必要があるビジネスモデルです。そのため担当者はクライアントの成果が出なければ自社の利益にならないので、成果の見込める広告主には積極的にサポートを行います。
具体的には報酬額の設定助言や有力アフィリエイターへの直接アプローチ、必要に応じて提携媒体の調整行ってくれます。レントラックスは各ジャンルに精通した担当者が配置されていると言われます。
金融に強い担当、不動産に強い担当…といった具合で、担当自身が媒体傾向やユーザー心理を理解しており、広告主に対して「この訴求ポイントならアフィリエイター受けが良い」「この媒体にはこの表現がウケる」といった具体的なアドバイスをもらえることがあります。
オプションの有無とその内容
オプションサービスや追加機能について、A8.netとレントラックスで違いが見られます。
A8.netのオプション施策
A8.netでは標準のアフィリエイト広告運用に加えて、有料の「オプション広告枠」を提供しています。
これは、A8.netのアフィリエイター向け管理画面上に自社案件を目立たせて掲載し、新規アフィリエイターの提携申請を促すための広告枠です。費用は1週間掲載で5万円~33万円(税抜)程度から設定があり 、枠の種類(トップページ大型バナー、カテゴリ内掲載、メールマガジン掲載など)によって料金が変動します。
オプション枠を活用することで「ASP内での商品・サービス認知を高め、アフィリエイターに掲載してもらうきっかけ」を作ることができます 。
特に新規にアフィリエイトを始める広告主の場合、最初の提携媒体を増やすためにオプション枠を利用するケースが多いです。 その他A8.netでは、報酬アップキャンペーン(一定期間アフィリエイター報酬○%増額)や、ポイントサイトとの提携(別途費用)、SNS特化メディアへの掲載、タイアップ記事の実施など様々な施策を取ることができます 。これらは基本的に任意で、必要に応じて追加予算をかけて実施するものです。
レントラックスのオプション
レントラックスには目立った有料オプションサービスはありません。
というのも、レントラックスでは固定費収入がないため、基本的なアフィリエイター誘致やプロモーション活動はすべて通常業務として行われるからです。A8.netのようにASP内で広告枠を販売するモデルではなく、広告主から預かった案件を如何にアフィリエイターに拡散するかはASP側の裁量で行われます。優良媒体には個別にスカウトメールを送ったり案件リスト上で上位に表示させるなど、レントラックス側でできる範囲のPRはしてくれますが、広告主がお金を払って「うちの案件をもっと目立たせて」と依頼する仕組みは基本的にありません。
強いて言えば、特別単価交渉(特定のトップアフィリエイターに対して通常より高い報酬を個別に提示する)などは行われますが、これも広告主とASPと媒体の三者間交渉であり、定型のオプションサービスというよりは都度対応です。
まとめると、A8.netはオプション枠など追加で費用をかけて媒体誘致や露出拡大が可能であり、予算に応じて攻めの施策が取れます。一方レントラックスはオプションなし、追加費用を考える必要がなくシンプルです。
どちらからはじめるべきか?
まとめると、A8.netはオプション枠など追加で費用をかけて媒体誘致や露出拡大が可能であり、予算に応じて攻めの施策が取れます。
一方レントラックスは導入が無料なので成果が上がるまで費用を払う必要がなく導入のしやすいASPです。
それぞれ強み・弱みや向き不向きが異なるサービスですので、自社のマーケティング目的や予算、商材ジャンルに合わせて最適なASPを選定することが重要です。必要に応じて両方のASPに問い合わせ、提案を受けて比較検討するのも良いでしょう。
まずは無料で導入でき、手数料コストも抑えて運用を検討している場合…
弊社が提供する「Dairin(だいりん)」も一度ご検討ください。
Dairinは、成果報酬の計測システムに特化したサービスで、成果報酬にかかる月額利用料は、10%とかなり控えめです。費用対効果の高いアフィリエイトを求める企業に適しています。
自社サービスを利用しているユーザーやインフルエンサー、ブロガーに直接アプローチする場合、ASPと比べてかなりコストを抑えることができます。特に、中小企業向けアフィリエイトとして、Dairinの利用はおすすめです。
