【Dairinマニュアル】「サイトURL」と「ランディングページURL」の違いと設定のポイント

Dairinでは、プロジェクト設定で使用する「サイトURL」と、キャンペーン設定で使用する「ランディングページURL」の2種類があります。
2つのURLの違い
| 項目 | サイトURL | ランディングページURL |
| 設定場所 | プロジェクトごとに設定 | キャンペーンごとに設定 |
| 役割 | 計測の基盤(ITP対応) 代理店への信頼性提示 | 集客の飛び先(戦略) CVRを高めるための着地ページ |
| 推奨URL | 公式サイトのトップページ (長く使うメインドメイン) | 商品LPや記事ページ (サイトURLと同一ドメイン内) |
| 変更 | 原則不可 (運用開始後は変更できません) | 変更可能 (リンク切れに注意が必要) |
サイトURLには、計測の基準となる「会社のトップページ」を設定してください。
ランディングページURLには、商品が最も売れる「個別のLPや商品ページ」を設定してください。
以下、それぞれの詳細と運用の注意点を解説します。
サイトURLとは
広告主様の「公式サイト(ホーム)」として、システムおよび代理店に提示するためのURLです。
推奨設定:事業のトップページ
特定の商品ページではなく、ブランド全体のトップページを設定することを推奨します。
- 代理店への信頼性: 代理店が「どんな会社か」「信頼できるか」を確認するための入り口となります。
- 計測の基盤(最重要): Dairinのトラッキング(ITP設定・Safari対策)は、このサイトURLのドメインを基準に行われます。
注意:運用開始後の変更はできません
サイトURLは、一度でも成果(コンバージョン)が発生すると、システムの仕様上、後から変更することができません。
- コンバージョン発生前: 管理画面から修正可能です。
- コンバージョン発生後: 原則変更不可です。
ドメイン変更などが生じた場合は運営までご相談ください。長く使い続ける予定の「メインとなるドメイン」を登録して設定を進めてください。
ランディングページURLとは
代理店がDairinの管理画面から「紹介用URL(アフィリエイトリンク)」を発行する際、初期設定(デフォルト)として設定される飛び先URLです。
お客様が広告をクリックした直後に、実際に着地してほしいページを設定します。
サイトURLと同じルートドメインであればどのページでも設定可能です。
「ランディングページURL」はあくまで管理画面でリンクを発行する際の「デフォルト値」です。「プロジェクトタグ」さえ設置されていれば、サイト内のどのページでも紹介用URLの作成・成果計測は可能です。
まずは一番見てほしいページをここに登録しておきましょう。
推奨設定:「売れる」ページを戦略的に選ぶ
初期設定ではサイトURLと同じものが入力されていますが、必ずしもトップページである必要はありません。「今、どこにお客様を連れて行けば最も売れるか?」という視点で設定してください。
例:購入フォーム直結のLP、カートボタンがある記事ページなど
メリット: トップページを経由させるよりも、商品の魅力が伝わるページへ直接着地させた方が、コンバージョン率(CVR)が高まる傾向にあります。
注意:URL変更時のリンク切れ
ランディングページURLはいつでも変更可能ですが、変更の際は「すでに紹介活動をしている代理店」への配慮が必要です。
URLを変更して古いページが削除(404エラー)されると、代理店が貼っている過去のリンクも「リンク切れ」となり機会損失が発生します。変更する場合は以下の対策を行ってください。
- リダイレクト設定: サーバー側で、古いURLから新しいURLへ自動転送(リダイレクト)をかける。
- 代理店への周知: ニュース機能やメールで「リンク先が変更になりました」と案内する。
まとめ
- サイトURL = システムの土台。トップページを設定し、運用後は変えない。
- ランディングページURL = 売上のための戦略。成果につながりやすいページを柔軟に設定する(ただしリンク切れに注意)。
この2つを正しく使い分けることで、正確な計測を守りつつ、売上の最大化を狙うことができます。



