自社でアフィリエイトシステムを構築する前にDairinを知ってください

「やっぱり自社でアフィリエイトシステムを構築したほうがいいのでは?」
と考える瞬間があると思います。
多くの場合、その出発点には「ASPへの不満」があります。
ASPは、アフィリエイトを始めるときにとても便利なプラットフォームです。
初期設定を済ませればすぐに広告を配信でき、成果の承認や支払いも一括して代行してくれます。
けれども、運用を続けていると「本当にこの仕組みでいいのだろうか?」と感じる場面が出てきます。
売上規模が大きくなるにつれて不満が強まることもあれば、
立ち上げ期の負担感から違和感を覚えることもあります。
アフィリエイトシステムを構築する理由|ASPへの不満
不満の多くは、次の5つの切り口に分類できます。
- コストが高い
- 柔軟性がない
- ブランドを守れない
- データが見えない(計測への不安を含む)
- アフィリエイターと直接つながれない
どの不満が強いかによって、選ぶべき解決策は変わってきます。
「自社でシステムを作るべきか」「パッケージサービスを使うべきか」を見極める前に、
この5つを整理して考えることが大切です。
1. コストが高い
ASPを利用していると、まず最初に意識せざるを得ないのが「お金」の問題です。
ただしコストに関する不満は、次の二つに分けられます。
売上が伸びるほど手数料が膨らむ
成果報酬の30%前後をASPに支払う仕組みは、成果が大きくなるほど負担も増えていきます。
「アフィリエイターよりASPに多く支払っている気がする」という声も珍しくありません。
売上が少なくても固定費がかかる
まだ成果が出ていない段階でも、毎月数万円の固定費を払い続ける必要があります。
小規模事業や立ち上げ初期には、この固定費が重くのしかかり「赤字感」を強めてしまいます。
一般的な解決策
- 手数料が高いと感じる場合 → 料率の低いサービスや自社のアフィリエイトシステムの構築を検討
- 固定費が重いと感じる場合 → 完全成果報酬型で固定費がかからないサービスを選択
- 固定費や手数料が気にならないほど成果をあげられるのならいいのですが、多くの場合現実的ではありません。
具体的な選択肢
- もしもアフィリエイト
や
レントラックスなら固定費はかかりません(ただし成果報酬の手数料は約30%です)
Dairinなら、固定費ゼロ・成果報酬の手数料も10%だけ。売上が少ないときに固定費で苦しむこともなく、売上が大きくなっても「払いすぎている」という不満が生まれにくい仕組みになっています。
2. 柔軟性がない
ASPの仕組みは便利ですが、報酬設計やキャンペーン運用の自由度には限界があります。
本来は自社のビジネスモデルや顧客行動に合わせて制度を柔軟に組みたいのに、「ASPの枠」に合わせざるを得ないことが多いのです。
制度が合わない具体例
- SaaSサービス
有料プランの契約を成果にしたいのに、30日間の無料トライアルを経てから有料化するため、成果地点をどこに設定するかが難しい。
無料登録を成果とすると、実際の売上につながらないケースが増えてしまう。
その後の商談化・成約まで追いたいが、ASPの標準機能では対応しきれない。
無理やりホワイトペーパーをつくっている
ダウンロードや請求の時点で成果を発生させると、1件あたり5,000円などのCPAに見合わないことが多い。 - 定期購入やサブスク
初回契約だけで報酬を設定するとLTVが反映されず、継続課金を成果に入れようとすると承認や支払い管理が煩雑になる。
このように実際のビジネスに即した報酬制度を作ろうとすると、ASPの枠組みでは柔軟に対応できないことが多いのです。
報酬設計の代表的な型
制度設計の自由度を考えるとき、代表的な型を知っておくとイメージしやすいです。
- 新規のみ支払うパターン
- 初回契約・購入時に一度だけ報酬を支払う
- 管理が簡単、獲得単価を固定しやすい、キャッシュフローにやさしい
- ただし短期解約リスクを吸収できず、LTVが高い商材では利益を取りこぼす
- 例:書籍販売、イベント申込、資料請求、サブスク初回契約
- 継続に支払うパターン
- 初回+継続利用ごとに報酬を支払う
- 継続率を意識した訴求が増え、LTVに沿った費用配分ができる
- ただし毎月の決済確認や承認作業が必要で、無期限だとコストが読みにくい
- 例:SaaS(初回+月額%)、教育サービス(入会+月謝%)、定期配送(初回+毎月固定額)
- 二段階報酬パターン
- 無料→有料、お試し→本契約、資料請求→成約など、二段階で報酬を支払う
- 実際のビジネスに即した制度で、アフィリエイターの動機づけもしやすい
- 例:
SaaS:無料試用開始(少額報酬)→有料移行(本報酬)
ネットショップ:お試しセット購入(少額報酬)→本商品購入(本報酬)
BtoB:資料請求(少額報酬)→成約(高額報酬)
このように報酬制度にはさまざまな型があり、自社の商材や顧客行動に合わせて設計することが重要です。
しかし多くのASPは、この柔軟な制度設計に十分対応できません。
一般的な解決策
- API連携が可能なAPIサービスを検討する
- それでも無理な場合は、自社のアフィリエイトシステムを構築する
具体的な選択肢
- 公開していない場合でも、APIに対応しているASPもあるので、現在利用中のASPにAPIの対応が可能か問い合わせをする
Dairinは、APIを公開しており、継続・二段階報酬といった柔軟な報酬設計を自在に組み込むことができます。クローズドのキャンペーンを設計したり、特定のアフィリエイターだけに特別報酬を設定するといった施策も管理画面からできます。「ASPではできないから自社構築を」と考えた際には、Dairinをご検討ください。
3. ブランドを守れない
ASPを利用すると、多様なメディアに広告が掲載されます。これは一見すると露出機会が増えるメリットですが、自社ブランドの管理という点では大きなリスクを伴います。
意図しないサイトへの掲載
- ASPには膨大な数のアフィリエイターが登録しており、その中には品質の低いサイトや、自社のブランドイメージにそぐわないサイトも含まれます。
- 結果的に「自社の広告が望まない場所で表示される」リスクが常に存在します。
アフィリエイターの質のばらつき
- 正しく運用しているアフィリエイターが大半ですが、中には誇張表現や不正な手法で成果を上げようとするケースもあります。
- ASP側でもパトロールはしていますが、広告主が直接管理できないためにコントロールが難しくなります。
一般的な解決策
- 提携承認を厳格に行い、掲載先を選別する
- 提携は、招待制にする
- 定期的に掲載サイトをモニタリングして、不適切な媒体を排除する
具体的な選択肢
- もしすでに問題が起きている場合は、まず提携先の見直しから始めるのが第一歩です。
- そのうえで、一定の基準を設けて提携承認を行うようにしましょう。
- 商品やサービスによっては、自社の顧客や既存のつながりのある人に紹介を限定する「リファラルマーケティング」を取り入れるのも有効です。
4. データが見えない(計測への不安を含む)
アフィリエイトを運用していると、必ず突き当たるのが「データの透明性」です。ASPを通して得られる情報は限られており、広告主の視点から見ると物足りなさを感じる場面が多々あります。
詳細データが見えない
- 成果が「どのメディア」「どの記事」「どのリンク」から発生したのか、粒度の細かいデータが見えない場合が多いです。
- 分析や改善を進めたいのに、手元にあるデータが粗いと「何が効いているのか」がわかりません。
計測への不安
- Cookie規制(ITPなど)や広告ブロッカーの影響で、本来成果として拾えるはずのデータが消えてしまうケースがあります。
- スマホアプリ経由の購入など、技術的にトラッキングできないルートもあり、「本当に正しく成果が反映されているのか?」という疑念は常につきまといます。
不正検知の難しさ
- 不正なクリックやコンバージョンが疑われても、ASPを介している以上、詳細な調査を迅速に行うのは難しいのが実情です。
- 結果として対応が遅れたり、不透明感が残ったままになることもあります。
一般的な解決策
- 自社のパラメータを設定して、他の解析ツールでも追えるようにし、二重で検証できるようにする
- Cookie方式とサーバーサイド計測を併用して、取りこぼしを減らす
- ITP対応が明示されているASPを利用する
具体的な選択肢
- GA4やアドエビスなどを組みあせてて、自社でもデータを追えるようにする
- 計測漏れを防ぐため、ITPに対応しているASPを利用する。例えば、もしもアフィリエイトの場合は、タグ埋め込み方式ではなく、セッション方式を採用する。
弊社の運営するDairinは、GA4やアドエビスなどの解析ツールを併用できるようにパラメータ入力欄を用意しています。また、ファーストパーティCookieしか利用していないので、ITPなどのCookie規制の影響を受けづらいです。設定も簡単で、管理画面からできます。また、直近のアクセスを見る機能があり、どんな動きが発生しているのかを把握しやすいと好評です。
5. アフィリエイターと直接つながれない
ASPを利用すると、アフィリエイターとのやりとりは基本的にASPの管理画面やメッセージ機能を通じて行うことになります。これは一見便利ですが、実際には「もっと直接やりとりしたい」と思う場面で制約となります。
また、利用規約でアフィリエイターとの直接の接触を禁じているASPもあります。アフィリエイターを集めているのはASP側なので、この規約は当然とも言えますが、広告主にとってはもどかしいものです。
コミュニケーションの壁
- ASP経由のメッセージは通知が遅れたり、やりとりが形式的になりがちです。
- 細かい調整やタイムリーなキャンペーン告知をしたいときにスピード感が出ません。
関係が深まりにくい
- 売上に大きな影響を与える有力なアフィリエイターがいても、直接的に信頼関係を築くのは難しいです。
- 本来ならチャットやオンラインミーティングで密に協力できるのに、ASPが壁になってしまいます。
一般的な解決策
自社でアフィリエイター(紹介者)を集める
既存顧客や取引先、イベントやセミナー参加者など、自社と関わりのある人に声をかけて紹介者になってもらう方法です。ASPを介さないので、自由に連絡でき、関係を深めやすくなります。
別途計測の仕組みを用意する
自社でリクルーティングしたアフィリエイターをASP経由で管理すると、成果報酬に加えて30%前後の手数料が発生します。そのため、独自の計測仕組みを整える企業もあります。
具体的な選択肢
- ブログやSNSで紹介して欲しいアフィリエイターやインフルエンサーにアプローチする
せっかく直接声をかけた相手でも、既存ASPの場合は、手数料が30%かかります。Dairin なら、成果報酬の手数料は10%のみ。他のASPとも併用できる計測システムなので、サブの計測システムとして最適です。
自社でアフィリエイトシステムを構築するのは本当に現実的か?
ASPに不満があると「いっそ自社でアフィリエイトシステムを作ろうか」と考えたくなるものです。
しかし実際にゼロから構築しようとすると、想像以上に負担が大きいのが現実です。
開発・保守のコスト
- システム開発にはまとまった初期費用がかかります。
- リリース後もバグ修正や法改正対応など、保守に人と費用を割き続ける必要があります。
計測の難しさ
- アフィリエイトの成果計測はアクセス解析を一から作るようなもの。
- Cookie規制やアプリ経由など最新環境に対応するには、高度な技術力が求められます。
支払いと経理の負担
- 成果を承認したあとは、アフィリエイターへの報酬支払いが必要です。
- 銀行APIを組み込むなどシステム対応が必要になるケースもあり、経理の工数も大きくなります。
- 請求書発行やインボイス制度への対応など、経理面での負担も無視できません。
Dairinなら
Dairinは、これら自社構築で問題になりやすい「開発・保守」「計測」「支払い・経理対応」をすべて備えています。
広告主は制度設計に集中でき、システムの裏側に悩まされることはありません。
「ASPでは不満がある、けれど自社構築はリスクが大きい」
そんな広告主にとって、Dairinはちょうどいい解決策です。
「自社でシステムを構築するしかない」と結論づける前に、ぜひご検討ください。
- 固定費ゼロ・成果報酬10%のみのシンプルな料金
- API対応で、新規・継続・二段階など柔軟な報酬設計が可能
- 招待制・直接連絡でブランドと関係性を守れる
- GA4やアドエビスと連携し、透明性のある計測を実現
- アフィリエイターと直接やりとりできる自由度
Dairinは「ASPに代わるメインシステム」としても、
「既存ASPを補完するサブの計測システム」としても活用できます。